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番組審議会議事録

放送番組編集の基準

開催年月日 令和7年9月30日
開催場所 東京都港区六本木3丁目16番33号
株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ

(審議委員とのメールによる意見交換型式にて開催)
出席者 委員の総数 7名
出席委員数 7名
出席委員の氏名 池田委員、木村委員、高野委員、田中委員、福島委員、宮島委員、森委員
放送事業者側出席者氏名 中野執行役員、亀田部長、岡田次長
議題
  • 審議対象番組に対する感想及び意見
議事の概要

審議いただく番組内容について

  • 1. 人気アーティストの特番企画~ライブ番組放送
     ONENESS -MARK(NCT)-
     ONENESS -YUTA(NCT)-
  •  M-ON! LIVE 平井堅 「Ken Hirai 30th Anniversary Ken's Bar - One Night Special !! -」
  • 2. 話題のアーティストに迫った特別番組の放送
     M-ON! SPECIAL 「原因は自分にある。」 ~核心触発イノベーション~
     JO1 THE BEST ~BE CLASSIC~
     As I Am -平手友梨奈、気のむくままに-
     THE CREW -DAICHI MIURA-
  • 3. MUSIC ON! TVだから放送できる、K-POPアーティスト特番・ライブ
      3 hours Trip -NCT DREAM-
  •  独占・最速放送! M-ON! LIVE EVNNE 「2025 EVNNE CONCERT [SET N GO] JAPAN」
審議内容

意見交換・質疑応答

◆人気アーティストの特番企画~ライブ番組放送

池田委員:

  • 素晴らしい背景の中で圧倒的にかっこいいMARKさんが表現されていた。「ONENESS」の狙いはありそうでなかった企画だと思うし、どのロケーションを選ぶかがスタッフのセンスとイマジネーション力を試されると思う。

木村委員:

  • 「ONENESS」は特別なロケ地でロケーションと共に、各々の活動の想いがストレートに伝わる内容で良かった。平井堅さんのライブは圧巻の歌唱力で、是非生でのパフォーマンスを見に行きたくなった。

高野委員:

  • 今の時代においては楽曲性だけなく、リスナーとの物語の共有や参加の中に音楽があることだと思う。そういった意味で「ONENESS」という番組は楽曲だけではなく、アーティストの物語に寄り添う内容になっており、必然性を持ってポジティブに迎え入れられるのではないか。

田中委員:

  • 平井堅さんのライブは、同期のシーケンスを使わないという強いポリシーを感じるステージでその魅力を存分に伝えられる、繊細なニュアンスを丁寧に捉えたコンテンツだと思った。一方、「ONENESS」は正直何が“押しポイント”なのかが伝わりづらい、内向的なコンテンツだと感じた。

福島委員:

  • MUSIC ON! TVの強みを感じられた。一方、アーティストの魅力であるライブを軸に掘り下げたコンテンツに好感をもてた。

宮島委員:

  • 「ONENESS」は非常に素晴らしい企画。企画として中々体力のいるものだと思うが、手を抜かず良いものを、という想いが伝わって来る。制作陣のその熱量がアーティストサイドにも伝播し、観ている側にもまっすぐ届く、クオリティの高い仕上がりで、他にもたくさんのアーティストが景色と交わるところを観たいとワクワクさせてもらった。

森委員:

  • 平井堅さんの30周年記念のアニバーサリーライブはやはり迫力があり、引き込まれました。ベテランアーティストもしっかり追いかけてくれているのは嬉しい。

◆話題のアーティストに迫った特別番組の放送

池田委員:

  • JO1の番組は新進気鋭の写真家とのコラボがとても面白かった。多人数が所属するアーティストをどうフレームに収めるか?そんな枠組みの中で写真家の意図を瞬時に汲み取って体現するアーティスト。まさに奇跡の一枚が出来上がるまでの過程を見事に捉えていた。

木村委員:

  • 平手友梨奈さんの番組は「As I Am」という番組の名前の通り、ありのままの姿が垣間見える番組でとても良かった。三浦大知さんの番組も「THE CREW」という番組の通り、仲間と作り上げてきた想いが強く伝わる番組で良かった。また映像と共に裏話が聞くことができ、わかりやすかった。

高野委員:

  • 「As I Am -平手友梨奈、気のむくままに-」はアーティスト・平手友梨奈のイメージを覆す企画だった。受動で唐突のセレンディピティはアーティストの興味喚起を高める好例だと感じた。

田中委員:

  • どの番組もアーティストの音楽的側面だけでなくその背景にある人間性や物語性をちゃんと引き出し、視聴者とのエンゲージメントを深めている、質の高い番組だと感じた。

福島委員:

  • 次の時代を切り開くアーティストたちの現在地点を知られる内容。新規リスナーの導入となる丁寧な構成であり見応えがあった。

宮島委員:

  • それぞれ趣向が凝らしてあり、アーティストに合わせた試みがものすごく面白く、この人だったら何が来るんだろう!という観る側のドキドキ感がとにかく好印象。作る側が楽しんで企画している空気感も感じられて、自由度も高く地上波などの型にハマったものでないところが魅力的だった。

森委員:

  • それぞれリラックスした素顔と、シリアスな話の両方を引き出している印象があった。MUSIC ON! TVの特別番組はやはり硬軟のバランスがとても良いと思う。特に三浦大知さんのトークセッション番組「THE CREW」はシンプルながらも非常に素敵な企画だと思う。

◆MUSIC ON! TVだから放送できる、K-POPアーティスト特番・ライブ

池田委員:

  • K-POPアーティストの勢いに圧倒された。プロデュースする側の要求もどんどん高まっているかと思うが、ライブというごまかしの効かない場所で勝負しようとする姿勢は大変刺激になった。

木村委員:

  • 「3 hours Trip」は番組の作りもカッコ良く、NCTのメンバーのオフタイムがのぞき見できるような番組で、ファンにはたまらなく、初めての視聴者にも好きになってもらえそうな所がよかった。

高野委員:

  • 変わらず安心安定のクオリティとケーススタディの広さを感じる。一方で少しマンネリ化しているような企画、アングル、構成のようにも感じるので新規の定義を深め、どの切り口からより魅力を伝えるかを増幅できるといいのではと思う。

田中委員:

  • すでに確立されたK-POPトップアーティストの魅力を多角的に伝える一方で、まだあまり知られていない、新人アーティストを積極的に紹介している印象。この両輪を回すことで、K-POPという文化そのものを日本で育て、音楽業界全体に貢献していると感じている。

福島委員:

  • 「3 hours Trip」はアーティストの素の表情を捉え、丁寧に構成されたドキュメンタリー要素にレア度を感じた。視聴者の期待に応え、ツボを掴む内容だと思う。

宮島委員:

  • 「3 hours Trip」はとにかく企画が良い。アーティスト自体に詳しくなくてもストレスなくフラットに見る事ができた。押し付けがましくなくNCT DREAMに興味を持てる作りになっており、上からの画角や映像の色味、自然に喋っているところに主張弱めのテロップなど、バランスが全て良かった。

森委員:

  • 両番組とも"親密さ"を感じられる内容でとても良かった。K-POPもグローバル化を極め、世界規模の巨大なマーケットになりましたが、消費されていくスピードもどんどん速くなっていっている印象がある。だからこそ、ファンとの接点を見失わない視点の堅実な番組作りが、これからも求められると思う。

◆その他、MUSIC ON! TVの放送全般に関するご意見など

池田委員:

  • 音楽はどうしても若い層がターゲットになるが、高齢化社会を鑑みると、高い年齢層を意識していくこともこれからの将来必要になっていくと思う。

高野委員:

  • 音楽のグローバル化の中でアジアは輸出的側面だけではなく、カルチャーとしてもアジアは無視できない。K-POPだけではなく、中国、インドネシア、台湾、香港、インドなどアジアの音楽をもっとフィーチャーしてほしい。

田中委員:

  • 単なるミュージックビデオの放映に留まらず、ライブ放送やドキュメンタリー番組を通じて、アーティストの人間性やクリエイティブなプロセスに迫る番組作りや、ライブの熱量が伝わる繊細な番組作りで、音楽を作品として捉える作り手のこだわりを視聴者に届けられていると思います。

福島委員:

  • テクノロジーの浸透によって、SNSを通じてインタラクティブな企画が増えるメディアシーンにおいて、MUSIC ON! TVはこの分野をいかに番組に取り込んでいくかを期待したい。それと同時に、オーセンティックに王道のMUSIC ON! TVならではの音楽を丁寧に扱う番組作りは、他ではないものなので維持して欲しい。

宮島委員:

  • 今回は全てのジャンルで今までと違った角度からのアプローチの番組が多い印象でとても満足度が高かった。スタッフの熱量を感じられたことが最も特筆すべきことかなと思う。

森委員:

  • 前回にも増してアジアン・グローバルな広がりと、取り上げるアーティストの雑多な幅の広さが印象的だったのと同時に、"ボーイズグループ戦国時代"が極まった時代の様相を反映している内容にも思えた。時代の消費の流れは早いと実感するが、このある種容赦ないダイナミズムの"現在"に、MUSIC ON! TVはいかに食らいついていけるのか。あるいは、いかに状況をリードしていけるのか。今後も楽しみにしている。

以上